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「もしドラ」よりもドラッカーの入門書として最適★ドラッカーの実践経営哲学 [ビジネス書]

世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。

しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。

そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。

翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。


ドラッカーの本を読んでも、難しく難解な言い回しで読む気持ちになれなかった。

この本は、2002年に販売されたものを持ち運びの良い新書サイズにして 再販したと書いてあった。

読んでのの感想は、「しまった。こんなにドラッカーを解りやすく導いた本が あったのか」と悔いが残ります。

悔しいです。

2002年にこの本を読んでいたら、今の人生が変わったかもしれない。

なるほどなと思える箇所がいくつも出てきます。

トヨタの北米でのリコール騒ぎも、この本は予見していたのではと思われる。

今後の日本のあり方、サラリーマンがどの方向に進むべきかを丁寧に親切に述べられている。


その精神、思想は大変シンプルで、当たり前のことばかりです。

しかし、それができずに市場から淘汰されていく企業があとを絶たないのは何故でしょうか。

もはや政府はインフラの整備はできても経済をコントロールすることはできないというマクロ的な観点も持ちながら、デフレ不況を乗り切るためにはミクロ的に各企業が企業努力で収益を挙げていくことで経済を復活させようと前向きにメッセージを発信しています。



顧客が誰か、顧客で無い人はなぜ顧客でないのか、顧客が認めている価値とメーカが考える価値は同じか、収益は顧客がもたらす、コストカットすれば顧客が喜ぶのか、とドラッカーの思想から数々の問いかけをします。

実例を挙げて説明します。

ドラッカー云々の前にビジネスの基本として一読することをお薦めします。



ドラッカーの著作はよく読みましたが、時として文化的ギャップが理解を妨げることがありました。

日本であったなら、どうなるのだろうか、どんな実例に相当するのか。

その点、本書は日本人である著者が、経験を通して消化吸収したものを交え、ドラッカー哲学のエッセンスを提供してくれていますので、非常に分かりやすい。

内容は、マネジメント、マーケティング、イノベーションに集約されます。

中でも、イノベーションという概念は、今まで分かったようで分からないものでしたが、 改めて本書を読み、その意味するところが、「新しい付加価値(粗利益)を生み出すため、全ての部門が取り組むべき根本的活動」と いうことが分かりました。

通常は、イノベーションを変革と訳すことが多いのですが、そうすると何か思いもよらない特別なことをしなければならないのかと誤解してしまいます。



今や、会社におけるマネジメントは、「管理」ではなく、個々人のやる気を引き出す仕組み作りの活動ということになります。

夢と希望を語れる、リーダがその中核を担わないといけない。

それには、人間性が重要。

でも逆を行っているのが、「現代」でしょう。

机上の理論が通じないこのマネジメントにおいて、小倉昌男氏の「経営学」が紹介されています。


「買ってもらうしくみをつくる活動をマーケティング」ということになりが、単純に値段を下げれば売れると誤解している人は多いでしょう。

製品の利点をアピールすれば売れると思っている人が多いでしょう。

利益は、お客からもたらされます。

このことを真摯に考えている、特に管理職は、少ないと思います。

このことについて噛み砕かれている本書は、重要な気付きを与えてくれます。



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