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おすすめの成功するための本●「原因」と「結果」の法則 [ビジネス書]

何かにつまずいた時や心が弱った時、頼りたくなるのが啓発書だ。

本書は1902年に英国の作家によって記されたもので、世界に数多くある啓発書のルーツとも言われている。

意外なことに、日本語版は今回が初出となる。
 

現実がままならないのは、すべて悪しき思いによるもので、環境のせいではないと説く。

結果としての成功も失敗も、その原因は必ず人間の心の奥底にある支配的な思いにあると言う。

 
「人間は身勝手な欲望を放棄しているとき、搾取する側、される側のどちらにも属さない」という記述からは、当時の英国社会に蔓延していた閉塞感を宗教以外の論理で解消したいという狙いがうかがえる。

「自己制御は熟練技能」という啓発書の基本が、1世紀前に存在していたことは興味深い。


デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちが、もっとも影響を受けた伝説のバイブル『AS A MAN THINKETH』。聖書に次いで一世紀以上ものあいだ多くの人々に読まれつづけている、驚異的な超ロング・ベストセラー!



自分を取り巻く人間関係は自分がつくったもの。

つまり、環境という結果は自分という原因が影響している。

冷静になって考えれば当然です。

でも私たちは普段当たり前のことを忘れがちです。


ついつい周りに原因を求めて自分はどうか?と考えることが少ないように思えます。


この本を読むと、自分のちょっとした傲慢さを改めて感じて反省すると同時に、他人をとやかく言うより先に自分を見つめないとだめだなあ、という気持ちを新たにさせてくれます。

いつも手元において、ふと忘れた頃くらいに何度も読み返したい一冊です。


驚きです。

これほどストレートにこの法則を説明している本は他にないでしょう。

他の本にあるような余計な眠くなるような説明がないのです。


最高に素晴らしい本です。

やさしい言葉でさらりと文章が書いてありますが、一字一句、深遠な真理が説かれています。

この本を読み、日々の生活と照らし合わせてみて考えれば、道は開けると思っています。

この本を私は、生涯にわたって読み続けるつもりです。

私の生活を明るく楽しくしれくれます。

人生の指針です。


100ページほどのシンプルな本ですが、書いてあることは置かれている状況によってはかなり心揺さぶされと思います。

そのため、自分の状況が苦しい立場に置かれている場合は最初受け入れがたいと思うこともあるかもしれません。

しかし、ゆっくりでいいので、本書の書いていることを理解していくと、自分の中から変化を起こして、自分の環境を変えていけると思います。


種から芽が出て花が咲く原理原則があるように、人の人生にも成功する原理原則があります。

この本は、情報が氾濫している現代に正しい道を示してくれています。


私の座右の書です。


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はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術 [ビジネス書]

著者は20年間にわたって、スモールビジネスを対象にした経営コンサルティング活動を行ってきた。

アドバイスしてきた企業は25000社にも及ぶ。

本書はその経験を生かし、職人の視点からスモールビジネスが失敗しがちな原因を分析。

そのうえで、成功するためのノウハウを明かした本で、それが全米でもベストセラーになった大きな要因だろう。


本書によると、米国では毎年百万人以上の人たちが会社を立ち上げる一方、1年目に40%、5年目で80%以上が姿を消しているという。

その多くは「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」という誤った仮定で事業を始めるからだ。

実際には専門的な仕事をこなすことと、事業を経営することは全く別の問題だと述べる。

帳簿をつけたり、人を雇ったりと、これまでに経験がないような仕事がわき出してきて、本業に手が回らなくなる。

そうならないためには、収益を生み出す事業を定型化して、パッケージにしてしまうことが大事だ。

つまり、自分がいなくても、ほかの人が同じように事業を回せる仕組みをつくることだという。

そして、「どうすれば、ほかの人に任せても、事業は成長するだろうか?」などの質問を投げかけ、目標設定や組織戦略、人材戦略など、具体的なノウハウを解説していく。


職人タイプの経営者が本物の経営者になるために参考とするには最善の書であり、スモールビジネスに関心のある人にもおすすめしたい。



「7つの習慣」を抑え、米国・成長企業500社のCEOがNo.1に選んだ本。

「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバート・キヨサキ氏が絶賛!と紹介されているだけでも興味がそそられる。

実際、これらの書に比肩する内容であると思った。
 
  
著者は20年間で25000社以上のスモールビジネスに対してアドバイスを行っきた、起業術コンサルティングのプロである。

数多くのアドバイス経験から導かれた、「成功していない人」にありがちな人物パターンを、サラという架空の人物を設定することにより、サラに対するアドバイス形式で、「成功する人」になるには何が必要かを説く。
 
事業を立ち上げようとする人には、「起業家」「マネージャー」「職人」の3つの人格が必要であるといい、大方の人は「職人」の人格しか持ち合わせていないため、事業の縮小、倒産などの壁にぶつかると主張する。

本書では、「起業家」に重点を置いて述べられている。
   
  
「起業家」の視点として、他人に任せてもうまくいく事業モデルの構築こと、どこで誰がやっても結果が出せること、ライバルとの差別化が重要であり、「イノベーション→数値化→マニュアル化」のサイクルを休みなく続けることが、事業を継続することの活力となると提唱する。

このことはマクドナルドが現在の規模にまで発展した事例を交え、詳しく解説されている。


「週末起業家」を目指す方にもおすすめです。


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「もしドラ」よりもドラッカーの入門書として最適★ドラッカーの実践経営哲学 [ビジネス書]

世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。

しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。

そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。

翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。


ドラッカーの本を読んでも、難しく難解な言い回しで読む気持ちになれなかった。

この本は、2002年に販売されたものを持ち運びの良い新書サイズにして 再販したと書いてあった。

読んでのの感想は、「しまった。こんなにドラッカーを解りやすく導いた本が あったのか」と悔いが残ります。

悔しいです。

2002年にこの本を読んでいたら、今の人生が変わったかもしれない。

なるほどなと思える箇所がいくつも出てきます。

トヨタの北米でのリコール騒ぎも、この本は予見していたのではと思われる。

今後の日本のあり方、サラリーマンがどの方向に進むべきかを丁寧に親切に述べられている。


その精神、思想は大変シンプルで、当たり前のことばかりです。

しかし、それができずに市場から淘汰されていく企業があとを絶たないのは何故でしょうか。

もはや政府はインフラの整備はできても経済をコントロールすることはできないというマクロ的な観点も持ちながら、デフレ不況を乗り切るためにはミクロ的に各企業が企業努力で収益を挙げていくことで経済を復活させようと前向きにメッセージを発信しています。



顧客が誰か、顧客で無い人はなぜ顧客でないのか、顧客が認めている価値とメーカが考える価値は同じか、収益は顧客がもたらす、コストカットすれば顧客が喜ぶのか、とドラッカーの思想から数々の問いかけをします。

実例を挙げて説明します。

ドラッカー云々の前にビジネスの基本として一読することをお薦めします。



ドラッカーの著作はよく読みましたが、時として文化的ギャップが理解を妨げることがありました。

日本であったなら、どうなるのだろうか、どんな実例に相当するのか。

その点、本書は日本人である著者が、経験を通して消化吸収したものを交え、ドラッカー哲学のエッセンスを提供してくれていますので、非常に分かりやすい。

内容は、マネジメント、マーケティング、イノベーションに集約されます。

中でも、イノベーションという概念は、今まで分かったようで分からないものでしたが、 改めて本書を読み、その意味するところが、「新しい付加価値(粗利益)を生み出すため、全ての部門が取り組むべき根本的活動」と いうことが分かりました。

通常は、イノベーションを変革と訳すことが多いのですが、そうすると何か思いもよらない特別なことをしなければならないのかと誤解してしまいます。



今や、会社におけるマネジメントは、「管理」ではなく、個々人のやる気を引き出す仕組み作りの活動ということになります。

夢と希望を語れる、リーダがその中核を担わないといけない。

それには、人間性が重要。

でも逆を行っているのが、「現代」でしょう。

机上の理論が通じないこのマネジメントにおいて、小倉昌男氏の「経営学」が紹介されています。


「買ってもらうしくみをつくる活動をマーケティング」ということになりが、単純に値段を下げれば売れると誤解している人は多いでしょう。

製品の利点をアピールすれば売れると思っている人が多いでしょう。

利益は、お客からもたらされます。

このことを真摯に考えている、特に管理職は、少ないと思います。

このことについて噛み砕かれている本書は、重要な気付きを与えてくれます。



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仕事初めに「交渉術研修」の資料を作り三昧 [ビジネス書]

さて、今日から仕事初めなのだが、一心不乱に研修の資料を作っていた。

今回の研修テーマは「交渉術」。

モニターにしろ、CRCにしろ交渉術は必要不可欠。

もちろん、モニターでなくても、普通の社員でもたとえば上司、先輩、同僚、後輩、部下などとの仕事のやり取りでも「交渉」の一種だよね。

だから、どんな職種にも使える研修となる予定。

この研修のネタは、以前、メルマガでも紹介した「ハーバード流「NO」と言わせない交渉術」だ。

これが、また日本人にピッタリでなおかつ「目から鱗」の内容になっている。

もし、社内にこうした研修をやってくれる人がいなかったら、この本を読んで自己学習しよう。

そんなに難しくも無く、厚くもない本なので、2,3日あれば読めると思います。

誰にでも役立つことを保証します!!


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一生、役立つ本だと思います。



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今こそ読もう!★思考スピードの経営 - デジタル経営教本 [ビジネス書]

ビル・ゲイツにはさまざまな評価があるが、「ZDNet」のJesse Berstは記事の中で、「変化を好んでいる」「成功しても人が変わらない」「慈善活動に熱心だ」「新しいものを作り出している」「技術に対する情熱がある」と、たった5つのポイントから彼の評価はできるとしている。

とにかく彼がマイクロソフト社の共同創業者として、パソコンの標準化に歴史的役割を果たしたことは、否定できない。

マイクロソフト社が競争に勝ち続け、世界最大級の企業にまで成長し、多くの富を生み出したこともまた事実である。

その彼が『思考スピードの経営』で、「競合企業と差別化する最も重要な方法は、情報に対してずば抜けた仕事をすることだ」という信念に基づき、中心に取り上げているコンセプトが「デジタル・ナーバス・システム(神経系統)」である。

企業を人間に見立てたとき、その命令指揮系統や情報伝達手段が神経系統となる。

その神経系統をデジタル化することで、企業組織を再創造していくことが重要だと説く。


本書は、技術の解説本ではない。

新しい会社のあり方を示す経営書である。

デジタル・ナーバス・システムがどのように会社の思考をスピードアップするのか、じっくり聞いてみよう。


「情報をいかに収集、管理、活用するか。あなたが勝つか負けるかはそれで決まる」。

デジタル・ネットワーク時代のビジネスで、「真の勝者」となるために必要なマネジメント手法を、豊富な具体例と著者の哲学に基づく明快なメッセージで説く、ベストセラー経営書。


蛍光マーカーを引きながら読んだのだが、マーカーだらけになってしまうほど中身の濃い本である。

マイクロソフトはもちろん、デルやマリオット、ボーイングやコカコーラなど情報化で進んでいる企業の例をたくさん挙げて、そこで起こったことを論理的に分析している。

すばらしい経営書だという感想をもった。


成功している現役の経営者が次世代の経営の要点を社外に示した、というだけでも得がたい本だと思います。

この本を読んだ目でこの2年半、自分の勤めている会社(一部上場製造業)を含めて社会全体の動きを見てきました。

2011年末においてもこの本の内容をちゃんと実行に移している会社はまだごく一部に過ぎません。

まだこなすべき課題がこの本には本当に沢山つまっています。
 
わかり易く、読みやすい工夫が随所に見られる本で、忙しい方でも一週間もあれば読めると思います。


自分のビジネスに創造力が出せる方に是非、お勧めの本です。


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これも立派なビジネス書!!★マネー・ボール [ビジネス書]

映画化されたことでも有名な本。

メジャーリーグの球団アスレチックスの年俸トータルはヤンキースの3分の1でしかないのに、成績はほぼ同等。

この不思議な現象はゼネラルマネージャーのビリー・ビーンの革命的な考え方のせいだ。その魅力的な考え方はなんにでも応用できる。

マイケル・ルイスはこの本で、その考え方を、切れ味のいい文体で、伝記を書くように書いた。

ここには選手たちがたどる数々の人生の感動と、人が生きていくための勇気が溢れている。


野手に必要なのは長打率と出塁率。

四球とヒットは同価値である。

シングルヒットは投手の責任ではないetc。

そういった理論で他球団が見向きもしない選手を安く仕入れて、優勝を争うチームに仕上げる。

そして、活躍した選手を高く売り、その資金で選手を仕入れ再び優勝を争うチームに仕上げる。

貧乏球団アスレチックスのGMビリー・ビーンの哲学である。

そんな彼が率いるアスレチックスの費用対効果は素晴らしい。



この作品に書いてあるのだが、野球選手の本当の実力を、誰もが知っている打率や打点だけでは評価しない、という試みは野球関係者以外の間では以前からあったそうである。

最も野球関係者は相手にしなかったのだが…。

ビリー・ビーンの凄いところは、その方法を採用すると決めた決断もしただけではなく、それを徹底した点である。

そこに現れている数値を冷静に判断する彼の行動が、かなり感情的で強引なのがおかしいが、結局のところ彼のこのキャラクターがなければアスレチックスの躍進はなかったであろう。

それは、彼の片腕であり、後にドジャースのGMに転身したポール・デポデスタが2年で解雇された姿を見れば明らかだと思う。

知性と野性を兼ね備えた男ビリー・ビーン。

毀誉褒貶はあるに違いないが凄い男である。

ただ、すべてがアスレチックスのようなチームになった野球が面白いかと言えば、答えはNOであろう。

“金満球団“ヤンキースや豪快な空振りをする選手、魔法のような守備を見せる選手は必要である。

そういった存在がなければアスレチックスの魅力も輝かない。

そして、その逆もいえるのである。

野球。一つの物差しでは測ることの出来ない奥の深いスポーツなのである。


これも、立派なビジネス書。

本物の知識で生き残るための1冊だ。


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あなたの会社は大丈夫ですか?★イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき [ビジネス書]

顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業。

ところが、その優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまう――。

本書は、大手企業に必ず訪れるというこの「ジレンマ」を解き明かしベストセラーになった原著、『The Innovator's Dilemma』の増補改訂版である。

ハーバード・ビジネス・スクールの教授である著者は、この逆説的なコンセプトを、学問的体系に基づいた緻密な論理構成によって実証している。

事例として取り上げるのは、ディスク・ドライブや掘削機といった業界のほかに、ホンダが進出した北米市場やインテルが支配したマイクロ・プロセッサ市場など。

それぞれの業界で起きた「破壊的イノベーション」を検証し、それに対処できない大手企業の宿命ともいえる法則を導き出している。


優れた経営とされてきたものが、「破壊的イノベーション」の前ではすべて無効になり、逆にマイナスの価値さえもちうるという指摘にはただ驚かされる。

その点で本書は究極のイノベーション論であり、イノベーション・マネジメントの新境地を切り開いたものとして画期的な論考である。

「ジレンマは、解決できる」として著者が示す処方箋は、「成功体験」をもつ企業のトップはもちろん、イノベーションにかかわるすべての企業人にも必読の内容である。

増補された「グループ討論の手引き」は研修のテキストにも活用できる。利用価値の高い1冊だ。



ハーバードビジネススクールの講義を一般向けに分かりやすく解説した本です。

著者のクリステンセンは、トップ企業の入れ替わりが激しい業界に注目し、かつて業界でナンバーワンだった企業がなぜ新興企業に負けてしまったのか、経営者はどんな間違いをしてしまったのかを研究しました。
 
当初の予想では、業界の激しい技術革新の動きについていけなくなったのではないか。

また、経営者の“怠慢”や“驕り”が原因ではないか、と著者は考えていました。

 
ところが実際に調査してみると、著者が予想した「技術泥流説」や「経営者無能説」は間違いであることが判りました。

視点を変えて調査しなおした著者は、意外な答えを発見します。

それは、経営者が優秀で、優秀な社員を抱えた優秀な企業からは、業界の地図を塗り替えるような新技術(破壊的イノベーション)は生まれてこない。

気がついたときには、予想もしなかった新技術を開発したかつての弱小企業の勢いを止めることはできない、ということでした。
 


優良企業は、現在の顧客の声に耳を傾け、現在の顧客が求める要望を実現する技術開発を行い、生産設備に投資します。

しかし、このような現在の顧客の要求に応えるための通常の開発は、持続的なイノベーションであり、その中に「破壊的イノベーション」のヒントはありません。

 
優良な企業、優秀な経営者ほど「破壊的イノベーション」に遅れをとってしまう。

著者は、このイノベーションのジレンマの由縁を丁寧に解説し、後半ではこのジレンマを抜け出す方策も教えています。

本書の最初の版がアメリカで発売されるや、二つの大きな賞を受賞し、ベストセラーになりました。アメリカのビジネスのやり方を革命的に変革したとも言われます。


名著の評判に間違いはありませんでした。

経営者はもちろんですが、技術者も興味深く読める一書でした。



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企業戦略にも使える本★失敗の本質―日本軍の組織論的研究 [ビジネス書]

敗因研究ではなく組織分析の書として秀逸!

この本が単行本として最初に世に出たのは1984年。

しかも分析に当たって底本としたのが更に昔の戦史叢書(1966-80年刊)。

その後発表された膨大な戦史研究をふまえて本書を読めば、個々の事例分析はツッコミどころ満載である。

しかし、この本は長い間に渡り、いかなる戦史書よりも売れている。

なぜか?

それは、本書が敗因研究ではなく、組織分析の本として秀逸だからである(本の副題は「日本軍の組織論的研究」であり、決して「日本軍こうすれば勝てた」ではない)。

従って本書の肝は最後の第三章にある。

読み物として面白いのは間違いなく第一章だが、極論すれば、戦史に詳しい人であれば第一章を読む必要はない。

日本軍という組織の特性を、すべて日米の国力差に起因するものと安易に結論づけることなく、日本独自文化論でお茶を濁すこともなく、論理的にねばり強く結論まで導いており、この第三章は玩味熟読する価値がある。



とても読み応えのある内容でした。
 
また、本書の内容は会社経営にも非常に参考になる点が多いと思いました。
 
前半で6つの戦闘の経緯を詳述し、後半で6つの戦闘から帰納的に導かれる日本軍の特質を米国軍と対比することで分析しています。

 
読み応えについては、単に後半で、使っている単語・文章が比較的難しい(創造的破壊、下位の組織単位の自立的な環境適応、など)ということもあるかもしれません。

しかし、文脈で捉えれば容易に理解でき、また前半の各戦闘の説明が非常に詳細な具体例として挙げられていることで、抽象的な言い回しも十分に理解でき、かつ、抽象的にも思える文章に説得力が増します。
 
各戦闘の敗退の理由にはもちろん、物量に乏しいというのと技術的に立ち遅れていたという日本軍の特色もありますが、本書を読むとそれだけではなく、日本の戦略策定における原則的な考え方や組織上の問題点などが一番の問題だったと言うことがわかります。
 
さらに言うと、なぜ技術的に立ち遅れていたのかということもその根本的思想に原因があったことがわかり、今までの私の表面的な日本軍像がちょっと変化しました。

これは、会社経営に大いに通じることがあり、非常に多くの示唆に富んだ内容でした。

あなたの会社は、旧日本軍になってませんか?

正直、お勧めです。


端的に太平洋戦争における日本軍の失敗の本質を述べると「組織としての日本軍が、環境の変化に合わせて自らの戦略や組織を主体的に変革することができなかった」ということになると考える。

渡部昇一氏が日本人の気質を“和を最も重視する村社会の思想”として描いていることと同様に「戦略的合理性以上に、組織内の融和と調和を重視し、その維持に多大のエネルギーと時間を投入せざるを得なかった。

このため、組織としての自己革新能力を持つことができなかった」のだ。

日露戦争に勝利した結果、過去の成功へ過剰適応し、適応能力を締め出してしまった。

同様の事象が産業においても生じていることは、著名なところではクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」、また非常に優れたケーススタディ集として山田英夫氏の「新版 逆転の競争戦略」からも読み取ることができる。


ビジネススクールの教科書で人的資源管理や組織行動論を学ぶことも大切だと思う。

しかし、この本のように過去の日本の歴史から現代にいたる不滅の教訓を学ぶことの方が、私にとっては合理的である。

今後もこの姿勢を維持していきたいと思う。


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感動すらするビジネス書★小倉昌男 経営学 [ビジネス書]

「儲からない」といわれた個人宅配の市場を切り開き、「宅急便」によって人々の生活の常識を変えた男、小倉昌男。

本書は、ヤマト運輸の元社長である小倉が書き下ろした、経営のケーススタディーである。

全体を通して読み取れるのは、「学習する経営者」小倉の謙虚さと、そこからは想像もできないほど強い決断力である。

成功した人物にありがちな自慢話ではない。

何から発想のヒントを得たか、誰からもらったアイデアか、などがこと細かに記されている。

講演会やセミナー、書籍、マンハッタンで見た光景、海外の業者に聞いた話、クロネコマークの由来…。

豊富なエピソードから伝わってくるのは、まさに学習し続ける男の偉大さである。



一方で、並々ならぬ決断力を持っていたのだと思わせる記述がいくつかある。

宅急便に注力するため、大口の取引先であった松下電器との長期にわたる取引関係を終結させたこと、三越岡田社長のやり方に反発し、「とてもパートナーとして一緒に仕事をしていくことはできなかった」として取引関係を解消したこと、運輸省を相手に訴訟を起こしたこと…。

いずれも確固たる論理がその根底にあった。それにしても見事な決断力と言わざるを得ない。


終わりの部分で紹介されている宅急便の各種サービス内容や、有名なNEKOシステムなどの話は、流通・物流の関係者以外には興味がわかないかもしれないが、全体的に読みやすく、興味深いエピソードが満載なので、読んでいて飽きることがない。

経営者としての小倉の人となりが伝わる、好感の持てる1冊である。



家庭から小荷物を送るには郵便小包みしかなかった時代に宅急便市場を切り開いたヤマト運輸元社長がみずから語る小倉流経営のエッセンスである。

規則の固まりのような運輸行政。

その頂点に立つ「経済の実体を知らず,結果に責任を持たない役人」と戦いながら市場を創造し,一般宅急便に加え,スキー,ゴルフ,クール各宅急便を次々に開発したありさまはまさに企業家魂の権化。

今,ベンチャーの時代といわれ,各種の起業講座が花盛りだが,成否のカギを握るのは結局,人である。

その意味で,全編からほとばし出る情熱が,事業をなし遂げる人間とはいかなる人か,を教えてくれて大いに参考になる。

「経営リーダー10の条件」の一つに「時代の風を読む」ことをあげ,これからはボーダーレスの時代に対応する心構えが必要だと説く。

そこからどんな事業構想を描き,具体化するかは読者への宿題であろう。



この手の経営に関する本を読んで、『面白い』とか『学べた』と思ったことはありましたが、感動したのは初めてです。

本書に込められたメッセージは非常に解りやすくて、本質的な正論は難解ではなくシンプルなのだと再認識しました。

世の中で間違っているようでまかり通っている事はいくつもあると思いますが、間違いは間違い、正しい事こそ正しいのだと安堵感を覚えます。

思わずヤマト運輸に転職したくなりますので、上司と喧嘩した日は読まない方がいいかもしれません。


夢中になってしまします。

宅急便という新しいビジネスモデルを社内の反対を押し切り、成功させるまでのストーリー展開には思わず唸ってしまいます。

もちろん、途中には様々な試練があります。

そこで筆者がどのような問題解決を行ったかが、わかりやすく書かれています。

筆者は私の尊敬する経営者であり、執筆されたのはかなり前ですが、いまだに説得力のある本だと思います!!

お勧めします!!


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わくわくする生き方をする★ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。 [ビジネス書]

あなたのワクワクは、あなたの人生を奇跡のように活性化する!

マイク・マクマナスの情熱のすべてを注ぎ込んだ渾身の一冊。

圧倒的な面白さ。

全米で2万人以上の生き方を完全に変えた「ソース」のプログラムの神髄のすべてがここに書かれてあります。

この本には、「ソース」プログラムの基本が書かれ、キットやワークショップで扱うエクササイズのいくつかが掲載されており、読みながら体験できるように構成されています。


【「ソース」プログラムのユニークなポイント】

◆自分らしい生き方をしないのは、本人だけでなく社会にも「損失」である。

◆目標を立てずに、行くべき方向だけを決めておこう。

◆ストレスの最大の原因はやることが多すぎることではなく、やりたくないことをやることだ。

◆ワクワクすることをしていく人生は、川下に向かって泳ぐように簡単だ。

◆ワクワクを日常生活に生かし始めると、すべての人はイキイキと輝く始め、心身の病も消えて行く。

◆ワクワクしたことをしていると、特に探さなくても「仕事」の方があなたに惹き付けられて向こうからやってくる。

◆ワクワクすることをしていれば、お金はあとからついてくる。

◆ソースというプログラムは、あなたの人生を根本から変える力をもっている。


これほど人生で実際に役立つ本はなかなかないと思います。

基本的にだれでもお薦めですが、自分が何がやりたいのか分からない人や、人生の方向性に迷っている人に特にお薦めします。

内容は実にシンプルです。「心からワクワクすることを全てする」。

数多ある自己啓発書や自己改善のための本だと、やりたくないことをするのが苦痛ですが、

ソースの提唱するメソッドは大丈夫。

何せ自分にとって心から楽しいことをするのですから。

自分が何が好きなのかを再発見し、行うことは、自分探しの最たるものだというのが私の実感です。


夢のような人生を送れそうな自信に満ち溢れているメッセージ。

読み始めて序盤は、読みながら、「それほどの啓蒙でもなさそうだな」とちょっと期待をもたなくて、しかし、読みやすい文章と、事例で、どんどん読み進めていきました。やがて夢中で読み終わった後は、いままでにないほど 赤線がたくさん引かれていました。

それほど、どの言葉、文章にも今までであったことのないほどの、価値観の逆転、ものの見方考え方の大逆転がありました。


社会人になっていろいろもまれてくると、凝り固まった思考、常識を疑うことを忘れて、「誰もが信じているウソ」決まりきった思考習慣から抜け出せなくなります。

そんな折の本書です。

正しいと思ってきた価値観、常識をみごとに覆す数々の指摘。

「責任感のウソ」「ヤル気のウソ」「能力のウソ」「上手のウソ」などなど。

怖くて言い訳ばかりして、生活のために、「仕方なく」その仕事をしていると、やがて枯れて「ワクワク」のない人生を後悔することになりそうです。

自分のワクワクを全部書き出し、優先順位なんかつけないで、全部実行する。

そうすれば、ストレスにもまらず、仕事が人生で、仕事が遊びで、時間もお金も忘れて「ワクワク」した本当の自分の人生を手に入れることができる。

ワクワクを知り、自身のソースに気だついた後は、恐怖を克服して実行あるのみ。

社会人になりたての頃に出会いたかった、驚嘆の「夢のような」傑作です。



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